HOME > インナーチェンジングセラピーとは

インナーチェンジングセラピー

今の社会の中で起こるこころの問題は再決断療法だけでは解決に時間がかかってしまったり、難しいものになってきたと言われてきました。
そこで(株)メンタルサポート研究所では「交流分析」「感情処理法」「人格適応論」「愛着のカウンセリング」を統合した理論を「エムエスメソッド」とし、カウンセリング手法を「インナーチェンジングセラピー」としました。

インナーチェンジングセラピーとは

多くのカウンセリングが行動面の変化、つまり問題行動をどう解決するかというその人の外面に焦点を当てたものであることに対し、 内面の変化に焦点を当て、その結果として行動が変容することを目的としたものです。
一般的に行動を変化させるために、なぜその行動をとったのかという思考を問題にします。
インナーチェンジングセラピーではその行動を引き起こしている思考も大切にしますが、その行動を起こしているとき、どのように考えているときの感情に向き合い、それを処理することにより、結果として思考の自然な変化、 行動の自然な変化を促します。
インナーチェンジングセラピーとは「内面から変わるカウンセリング」です。

たとえば、「自分に起きた悲しい出来事を笑ってお話しする人」
もしかしたら…小さい頃に悲しい出来事を泣きながら話したらお母さんがすごく心配して泣いてしまった。お母さんを泣かせてしまった罪悪感から「心配をかけないようにしよう。悲しい姿を見せないようにしよう」と決め、 悲しい時に笑ってごまかすくせをつけてしまったのかもしれません。
もしかしたら…泣いていたら「いつまでも泣かないの!泣いてたらいいことがなくなるよ」と言われたことから、泣いてしまいそうになるのを我慢するくせをつけてしまったのかもしれません。
この場合、笑ってごまかす(行動)=心配をさせてしまうから(思考)=我慢、心配させたら悪い、罪悪感(感情)という一連のパターン
本当は悲しい気持ちを一生懸命抑えて大丈夫と笑っていることを続けることはすごく大変なことだと思います。
どんな気持ちでも抑えるという行為は、こころにとって心地よいものではありません。
「悲しいときは悲しんでいいんだ」と頭で分かっていてもなかなかすぐに出せるものではないのは、小さい頃から笑ってごまかすという方法で自分を守ってきたからでしょう。
小さい頃からそうしてきたけれど、今の自分にはもう不都合だなと思い手放したくなったくせ(パターン)を、今の自分にあったパターンに変えるというのがインナーチェンジングセラピーです。
笑ってごまかさない(行動)=わざと心配させているわけではない(思考)=我慢しない、ここちよい(感情)
人はたくさんのパターンを持って生きています。それが集まったものが「性格」と言われるものです。
小さい頃に決めたパターンは、じっくり吟味することも、理にかなっているかもわからないままただただ、「自分を守る(愛情をもらう)ため」に決めているものが多いです。
自分を守るために、一生懸命いろいろなことを頑張ってきていたことがわかります。 頑張ってきた自分に、もう「頑張らなくてもいいよ」と新しいパターンを見つけてみませんか?
インナーチェンジングセラピーを知る前「性格だから変わらない」と思っていました。
ずっとその性格で生きてきたのだから、そう思っても仕方がないことかもしれません。でも、違ったのです。性格はパターンは変えられるんです。

不都合になった反応パターンを自分に合ったものに変えて集まった性格は、自分に優しく、生きていきやすい、自分らしいものになると思います。


inserted by FC2 system